アコファイドが食前服用の理由は？

食事を不安なく摂るための、おまじないみたいな薬。

食べる30分前ぐらいに飲んで、「よし！飲んだからこれで大丈夫」的なイメージでいいんじゃないか？？

食べ始めてすぐお腹いっぱいになってしまう、むしろ食べる前からお腹一杯な症状の為のお薬。

アコファイドの作用は、精神的な緊張によって動きの止まった胃を動かすような感じです。

アコファイドはなぜ食前なのか。

早期満腹感など食べ始める時点で効かせておきたいという症状。

血中濃度の立ち上がりが早く、ピークも高いのが食前というタイミング。

「効かせたい時に薬のピークが来てるはずなので、きっといつもより症状は軽くなるはず。胃のことはなるべく気にせず、食事を楽しもう！」

こんな感じで飲むのがおすすめですかね。

食前に飲むの忘れた？忘れて食事できるならいらないんじゃね？って感じです。

食事に伴う症状の為に飲んでるわけだし、

アコファイドを飲むタイミングは食事の30分ぐらい前がいいでしょう。

食事の30分前に水が飲めない状況も多々あるので、OD錠が欲しいところ。

アコファイドを食事の60分前だと早いかな～まあタイミングを探ってみるのもアリです。

アコファイドを食直前、いただきますの前でもある程度効果あるのではないかと思います。食べるの遅い傾向があると思うので食べてるうちに効いてくるかも。

薬のこと忘れて食事とれるならアコファイドいらないのでは？

症状が改善傾向と考えて中止する方向でいいと思います。

アコファイドを1日2回とか1日1回でもいいのではないかと思いますが、

1日3回の効果と副作用のデータしかありませんのでメーカーとして回答しません的な雰囲気。

プラセボでもある程度効果ある点から、3回飲んで定常にしてもあんま意味なさそうだし、食事の前のおまじない的な使い方でもいいような気がしますね。

おまじないが効かないなら精神科的な治療へ進むべし。

機能性ディスペプシアの症状ってだいたい4つに分けられてて、

アコファイドの対象なのは、食事が関連する食後もたれ感と早期膨満感の2つ。

それ違うだろう…という処方も実際はちょいちょい見かけるような気がします。

効能・効果に関連する使用上の注意
1.機能性ディスペプシアにおける心窩部の疼痛や灼熱感に対する有効性は確認されていない。

みぞおちの痛み熱感とかはPPIとかっすね。

吐き気があるならナウゼリンとか。

効能・効果に関連する使用上の注意

2.上部消化管内視鏡検査等により，胃癌等の悪性疾患を含む器質的疾患を除外すること。

器質的疾患を除外だからPPIはダメかなと思うが、

逆流性食道炎はいいらしい。

器質的疾患だが、粘膜障害が治癒してもディスペプシア症状が残ることが少なくない。

逆流性食道炎と機能性ディスペプシアは併発してることが多いようです。

実際のところは「再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎維持療法」のPPIに、

アコファイドを追加するような感じでしょうか。