トランサミンは透析の人に使うと痙攣する?
トラネキサム酸は思ってるより腎機能で投与量の調節が必要。
たかがトランサミンでしょー?大丈夫だよーと思いがち。
透析の人の用量は、1日250mg~500mgを週に3回と書かれている本もある。そこに常用量1500mg分3はさすがに多い。故に、過量投与による痙攣の報告があると考えられる。
普通の高齢者にも1500mg分3はちょっと多い可能性がある。
添付文書だとこれだけだからな~
慎重投与
腎不全のある患者[血中濃度が上昇することがある。]
事例は発生しているようだ。
私はまだ透析の人にトランサミンぶっこんでる処方見たことがない。
ツイッターランドの人がHD患者にトラネキサム酸1g/日によるものと思われる痙攣発作をつぶやいていた。過去に他の患者でも経験あるが、Dr(泌尿器科)気にせずみたいな。
添付文書の改訂指示の根拠症例にも書いてある。
80代糖尿病性腎不全に内服1500mg4日で痙攣、再投与内服1500mgで痙攣、再々投与点滴2gでまた痙攣(これひどいな)
50代慢性腎不全に手術中6gで痙攣。
重大な副作用
1. **痙攣
(頻度不明注))
人工透析患者において痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
**注)自発報告において認められている副作用のため頻度不明。
添付文書のこれだとなんだか頭に入ってこない。
少なくとも透析の人の風邪にトランサミン500mg3錠分3ってのは防いでおこう。
これはデメリットのほうが大きいでしょ~。
いつもの風邪処方がこれの医師を受診してしまった場合に発生すると考えられる。
その他リスクとしては、口内炎や鼻血で耳鼻科を受診した時とかかな~。