ロコアテープとNSAIDs併用はいいの?(ロキソニンとかセレコックス)
用法及び用量に関連する使用上の注意
本剤2枚貼付時の全身曝露量がフルルビプロフェン経口剤の通常用量投与時と同程度に達することから、1日貼付枚数は2枚を超えないこと。本剤投与時は他の全身作用を期待する消炎鎮痛剤との併用は可能な限り避けることとし、やむを得ず併用する場合には、必要最小限の使用にとどめ、患者の状態に十分注意すること。
可能な限り併用は避けること、併用するなら必要最小限。
結構併用してくるからちょっとやりにくい。
整形からの処方ならわかってやってんだろうなと思う雰囲気を感じることが多いが、湿布くれ~って患者にずーっと処方してる内科からだと副作用リスク高めな印象。
NSAIDs併用避けろってなんで添付文書に書いてあるの?
長期投与試験で、連続14日以内の使用を可能と設定してある。使用してない患者と比較すると、NSAIDs併用のほうが、消化管障害・潰瘍、心血管系関連有害事象等の有害事象の発現率が高い傾向が見られた。
臨床上問題となる事象は、短期間では認められなかったけども、2枚で飲み薬同等の全身暴露量だし気を付けて使えと。
実際に使うときには何パターンかあってそれによってリスク違うな
リスク高そうな場合のみ、疑義しますかね~
1枚貼る | 2枚貼る | |
---|---|---|
半日で剥がす | 低め | ちょい高め |
24h貼り続け | 普通 | 高め |
だいたい貼って半日でピークになって、剥がすと8時間ぐらいで半分に。反復投与するとAUC増えるぐらいのイメージで。
高齢者 | 高齢者以外 | |
---|---|---|
疾患多め | 高め | ちょい高め |
まあ健康 | 普通 | 低め |
心血管系(動悸、末梢性浮腫、心房細動など)
腎機能系(血中窒素、クレアチニン、K増加など)
消化器系(腹部不快感、便秘、下痢、胃潰瘍など)
ここらへんをイメージしながら~