調剤薬局業界の利益率の違いについて

業界No1の会社の利益率がやけに高い。なぜなのか?

安い賃金で、よく働く人材を集めて、囲っておくのがうまい。

病院の目の前にあれば客は来る。

箱の中身は可もなく不可もなくでよい。むしろそれがよい。

可もなく不可もなくでよいのなら、安いほうがよい。

薬剤師を一番安い値段で、たくさん雇うにはどうすればよいのか?

そうだ、新卒だ。集中率が高ければパターン化できる。経験はいらない。

 

自分で決められない、言われたことをを真面目にやる層を惹きつける

  言われたことを真面目にやる 言われたことを真面目にやらない
自分で決めて動ける 他の所に行ってしまうかも 勝手に成長する
自分で決められない 会社依存させられる 1-2年おきに職場変更

先生の言うことを聞いて真面目にやってきた優等生系を集めるのがよい。会社で学校のように教育してあげれば、低賃金でも離れにくい。教育体制がしっかりしていれば成長もする。

自分で決めて動けるタイプを低賃金で雇用する場合は、会社で研修しても、別の所へ行ってしまい、教育コストが無駄になる可能性が高い。どうせ他のところに行くのなら研修には金をかけない。ということをすると、転職会社の餌食に。

中途の管理薬剤師以外はコスパが悪い。自分で努力できる人は少なく、知識を更新、追加していない可能性が高い。それなら、新しい知識を持った新卒を育てたほうがよい。集中率が高く、標準化できていれば、誰がやってもたいして変わらないのでね。

業界No1が低賃金だと、薬剤師を目指す人が減る。

医学部が新設でも偏差値が高い理由は、将来の高収入が約束されており、供給に対し需要が多いからだろう。

薬学部が低偏差値だらけなのは、たいした収入を得られる見込みがないのに、学費が高いからだろう。病院は低賃金で仕方ないが、高利益率を叩きだしている会社が低賃金では目指す人も減ってしまう。

調剤薬局業界ゲームとしては正しいが、薬剤師業界ゲームとしては正しくないな~。