糖尿で失明することについて
ざっくりとした話。
2014年、世界の糖尿病患者数は約3.8億人。
2035年には1.5倍の約6億人になると推定されている。
国別では、中国が1億人ぐらいで25%
インドが6000万人ぐらいで15%
日本は700万人ぐらいなのでグラフに描けません。
糖尿病人口の77%は、低・中所得者。
そのうち半分は自分が糖尿病だと気付いていない。
世界的に糖尿病人口は増加していく流れ。
増加に伴う医療コスト上昇。
この流れを日本から変えるつもりで仕事しましょうとのこと。
糖尿網膜症は自覚症状が出てきたころにはだいぶ進行している
自覚症状とは、視力の低下、黒いものがちらつく、かすむなど
単純網膜症→増殖前網膜症→増殖網膜症
単純網膜症では、血管透過性の亢進がみられる。
血管透過性の亢進とは、正常であれば、水分や低分子物質のみを透過しているはずの血管壁が、タンパク質などの高分子も透過し出すようになってる状態。
単純網膜症の段階では、血圧、糖尿、脂質コントロールで元に戻せるみたい。
ここで止めるのが重要。
増殖前網膜症では、血管の閉塞がみられる。
血管がつまると網膜が酸素不足になり、新しい血管が出てくる。
増殖網膜症では、新生血管がみられる。
新生血管が出来ただけでは自覚症状はないようだが、それらが破れて起こる硝子体出血、増殖膜、網膜剥離になったら自覚症状出てくる。ここまで放置していたならば、失明すると仮定して生活の準備しておいていいのでは?
最終的には、新生血管によるけん引性網膜剥離、血管新生緑内障による視力障害が致命的なよう。
糖尿で失明する人ととしない人の差は?
勝手なイメージかもしれませんが、支払いが高くなってくるにつれて、金がない人達って薬を節約しだしますよね。
薬代が1回で1万とか超え出すと、病状もあんまりよくないことも多いのに、そこで節約し始めて進行が早まるなんてのを数件見たことがあるような。