花粉症におすすめの市販薬を選んでおこう。
花粉症で受診することは、ある程度お金に余裕があって自己管理能力のある人達にとっては必要性が低いと思います。
薬は同じでも使い方がわからなければ効果を最大限に発揮できないので、花粉症歴20年以上の薬剤師さんの対策方法を書いておきますね。
ステロイド点鼻を制する者は花粉症を制す。
リバウンドを制する者はゲームを制す
花粉症をコントロールできてない人って、花粉症に一番効く強い飲み薬を求めてさまよってる傾向があります。
アレグラは※トヘロスと考えましょう。
※トヘロス
ドラゴンクエストシリーズに登場する移動用呪文。1~8に登場。
しばらくの間、自分のレベルより低いモンスターを封じ込めて出現させないようにする。
花粉症の症状には波があってアレグラでは抑えきれない時が来る。
ドラクエだとトヘロスを使ってる時に出てくるモンスターに対し、通常攻撃または呪文で対応するだろう。しかし、花粉症だと何をすればいいのかわからないという状況が発生する。
そこで使うのがステロイド点鼻だ。
ステロイド点鼻は花粉症において、トヘロス+ベキラマ的な効果を持っていると考えていいだろう。一番売れるのは値段の安い血管収縮剤の点鼻だが、あれは諸刃の剣的な要素がある。ある程度ものがわかる層の方々にはステロイド点鼻がおすすめだ。
症状により1日1回~4回に増減
アレグラ、アレジオン、ストナリニzのどれかをベースで飲んでおいて、ステロイド点鼻を症状によって4回まで使うというのが市販ではベストでしょう。
【指定第2類医薬品】ナザールαAR0.1%<季節性アレルギー専用> 10mL ※セルフメディケーション税制対象商品
- 出版社/メーカー: 佐藤製薬
- 発売日: 2016/12/05
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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悪化因子を制する者は花粉症を制す
あることをすると、症状がひどくなる。この関連性を意識せよ。
アレルギー歴の長い人は経験則で症状が悪化するときがわかる。アレルギー症状がひどくなる時には何か原因がある。薬で完璧に抑えるのは無理なので、なるべく悪化因子を避けることがコントロールする上で重要。
ほとんどの人は花粉飛散量だけが悪化因子だと思っているだろうが、花粉があまり飛んでいなくても症状が悪化するときはある。私の悪化因子を参考に書いておこう。
・睡眠不足(自律神経乱れ、肌や粘膜の状態に影響)
・疲労蓄積(頭が働かなくてコントロールできなくなる)
・食べ過ぎ(血糖値が上がるとかゆくなる気がする)
・ある特定のものを食べる(辛い物、果物系)
まずは悪化因子を避けつつ、ヤバいなと思ったらステロイド点鼻の回数を増やしたりして対応するのがよいでしょう。
ワセリンを制する者は花粉症を制す
目の周りの皮膚がかゆいのか?目の内側がかゆいのか?
実際よく考えてみると目のふちあたりがかゆかったりするわけなんですね。
目薬で濡れて皮膚乾燥+こする→かゆみのスパイラルにはまる→眼球を丸ごと洗いたくなる→アイボンで洗う→一時的に気持ちいいが皮膚が乾燥してもっとひどくなる。
これが私の知識がなかったころの負のスパイラル。
ワセリンを目の周りにちょこっと塗っておけばおさまることを、バカなことしてたなあと思いますね。
あとは花粉鼻でブロックという商品もあるように、鼻の中にワセリンを塗っておく。おそらく入り口でかなりの花粉をブロックしてくれているのではないかと感じる。外出前に塗っておくと違う。そして綿棒で塗るより指のほうが塗りやすい。
まとめ
①飲み薬よりステロイド点鼻の使い方
②花粉症の悪化因子を把握せよ
③鼻の中にワセリン、目の周りにもワセリン
これで9割方いけるはず。花粉症はコントロール可能だ。