花粉症におすすめの市販ステロイド点鼻薬は?
ステロイド点鼻を制する者は花粉症を制す。
この記事でも書いたように、花粉症に一番効く飲み薬を探し求めてるより、ステロイド点鼻を使った方がいいんですよ。
おすすめは「ナザールαAR0.1%」ですね。
液の量が多い気がして使った感がある。使用期間は1年に3ヶ月まで可。
ちなみに鼻痛くなるから奥に当てちゃダメですよ。
どうしても鼻が痛くて使った感が欲しくないなら「エージーアレルカットEX」ですね。
安いのがいい人は「パブロン点鼻アタック」。ただしこれは1年に1ヶ月しか使えないということになっており、店頭でも置いてないところが多いかも。
市販の点鼻薬の成分は3種類。ざっくり分けると。
血管収縮剤 | 鼻づまりに即効性。安価。使いすぎて依存すると抜け出すのが大変。 |
---|---|
抗ヒスタミン剤 | ステロイド点鼻があるので使いどころはあまりない。症状軽い、「ステロイド」という文字が怖いという人に。 |
ステロイド | 市販だと高価。耳鼻科で処方される点鼻はほとんどこれ。 |
血管収縮剤入りの点鼻薬は、連用するのは1~2週間までと決めておくべき。
すぐ効くからと言って、これだけで花粉症の時期を乗り切ろうとすると、花粉の時期が終わっても鼻づまりが起き続けて、なかなか止められなくなる人がいる。
セレスタミン30日分とか処方する耳鼻科の先生は、30年前で時が止まってます。
点鼻ステロイドを処方してくれるところがおすすめです。
市販の点鼻ステロイドは4種類。違いは?
成分は全部「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」で同じ。
どれを使っても同じなので、違いはどうでもいいのですが、聞かれるので書いておきましょう。
(H30.3現在) | 100g中成分 | 1年に使える期間 | 最大用法 |
---|---|---|---|
パブロン点鼻アタック | 0.1g | 1ヶ月 | 4回(8噴霧) |
ナザールαAR0.1% | 0.1g | 3ヶ月 | 4回(8噴霧) |
コンタック鼻炎スプレー | 0.05g | 1ヶ月 | 4回(8噴霧) |
エージーアレルカットEX | 0.05g | 3ヶ月 | 4回(8噴霧) |
違い①:ステロイド点鼻の使用期間
1年に1ヶ月までと3ヶ月までのものがある。中身は同じですが、表示だけ違う。
まあ「1ヶ月」とパッケージに表示するにはいろいろ申請やら手間がかかってる。
先に発売して「1ヶ月」と表示ているものを「3ヶ月」にするにはまた手間も費用もかかるのだろう。
違い②:ステロイド点鼻の成分濃度
100g中に0.1gと0.05gのものがある。
0.1gの方が濃いから効くかというとそうでもないと思われる。
処方薬のベクロメタゾン点鼻はこんな感じで
・リノコートパウダースプレー鼻用25μg
・ベクロメタゾン点鼻液50μg「サワイ」8.5mg8.5g
1回量25μgと50μgのものがある。
25μgの方は少ないが鼻粘膜に対する付着性、滞留性を高める基剤を使っている。
50μgはほぼ液だ。
使ってみるとわかるが、0.1gのナザールαAR0.1%は液だ。
0.05gのエージーアレルカットEXは、ナザールより点鼻した感じ弱い。
患部に留まり液ダレしにくい独自に開発した高粘性製剤です。
確かにHPにもこう書いてある。
ステロイド点鼻が効かない?
花粉の時期も後半になると、最高にひどい状態になっている人たちが出てくる。
鼻粘膜が最高に過敏になっていて、鼻づまりもやばい。
最高に鼻がつまってる時には、即効性のある血管収縮剤を使うべきだろう。
1週間ぐらいは併用して、ステロイド点鼻だけにしていくというのがよいでしょう。
マスクが嫌いという方はせめて「花粉鼻でブロック」かワセリンを鼻に塗ってくれ。
花粉飛んでる時にマスクしないって、雨降ってんのに傘ささないと同レベルっすよ。
【指定第2類医薬品】ナザールαAR0.1%<季節性アレルギー専用> 10mL ※セルフメディケーション税制対象商品
- 出版社/メーカー: 佐藤製薬
- 発売日: 2016/12/05
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る