京大病院調剤ミスのセレン注製剤って何？

セレン注製剤？そんなのあったっけ？

病院勤務じゃないから知らないけどちょっと調べておこう。

中心静脈栄養で高カロリー輸液入れてる人に使う。

「亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素」が入っているものはあるが、セレンが入ってる製剤がないので院内で調製してるようだ。試薬を溶かしているんだろう。

亜セレン酸ナトリウム5水和物　～mg

注射用水　適量

全量　400ml

セレンを数か月から数年摂取しない状態が続くとセレン欠乏症（心機能の低下，爪白色変化，筋力低下等）になる可能性がある。

セレンの含まれていない経腸栄養剤のエンシュアの添付文書にもセレン欠乏について書かれている。

重要な基本的注意

ビタミン，電解質及び微量元素の不足を生じる可能性があるので，必要に応じて補給すること．長期投与中にセレン欠乏症（心機能の低下，爪白色変化，筋力低下等）があらわれたとの報告がある。

TPNは知らんけど、エンシュアだけで数年の人が昔いて、不整脈とか甲状腺機能低下とか爪の色の変化起きてたからやっぱセレンは必要。

ﾂｲｯﾀﾗﾝﾄﾞでは、mg⇔µgで1000倍と5水和物を含めて計算で約0.7倍。

両方で1000×0.7→700倍みたいな見解がある。

薬を間違いなく取り扱うことは、薬剤師にとって当たり前だし、それを求められている。

毎日のように2倍4倍10倍量、用量の間違いの書いてある紙切れを何事もなかったかのように修正をかけている。間違いやすい計算があっても、間違った指示のある紙切れが来ても、忙しくても、問題のないように調剤しなければならない。