日本調剤 売上高・利益と感想(2018年3月期第1四半期)
【第1四半期】 | 2018年度 | 2017年度 | 増減額 | 前年比 |
---|---|---|---|---|
売上高 | 583 | 544 | 39 | 107% |
経常利益 | 20 | 15 | 5 | 133% |
経常利益率 | 3.4% | 2.8% |
・売上はC肝の処方減少の影響が大きく、7%増。C肝除くと10%超えるとのこと。それだけ高単価の薬局が多いということね…
・利益面に関しては、かかりつけ薬剤師制度への取り組み強化などによる調剤報酬の改善で増益とのこと。調剤基本料の特例除外が進んでいるのか。
・調剤売上が多い割にあんまり利益率改善してない理由はセグメント別を見るとわかる。
【セグメント別】 | 2018年度 | 2017年度 | 増減額 |
---|---|---|---|
調剤事業売上 | 493 | 459 | 34 |
営業利益 | 25 | 14 | 11 |
率 | 5.1% | 3.1% | |
ジェネ事業売上 | 94 | 93 | 1 |
営業利益 | 3 | 7 | -4 |
率 | 3.2% | 7.5% | |
人材派遣売上 | 31 | 25 | 6 |
営業利益 | 6 | 4 | 2 |
率 | 19.4% | 16.0% |
医薬品製造販売業の外部売上が減ってる?
全体だと微増だが、外部売上が61.3億→59.8億と減少している。これはなんでだろう。
利益面においては、自社製造(利益率が違う)を増やすための研究開発費の増加、価格競争で減益とのこと。
新しい工場も作ったみたいなのに、売上伸びなかったら過剰設備だろう。まずいだろう。
「かかりつけ薬剤師」効果で 薬剤費年間 1 億円削減へ?
9か月間で8440万の残薬調整(重複投与のやつから算出)。
ある一般のライターは、かかりつけ指導料のコストが、削減額より大きいと指摘している。数字にしやすいものを出しただけなのでまあ。
厚労省方針は「かかりつけ=薬剤料の削減」だと思われるので、数字を出すのはいいこと。状態がいいことを確認しても価値がなくて、減薬することに価値がある様子。確かに、意識高い人は自ら申告して減薬してるし、おまかせ~とか薬大好きな人に減薬させるには、信頼度が高くないとやりにくいからかかりつけなんだろう。年間100万クラスの削減やったことがあるが、時間と手間がかかりすぎて割に合わなかったので、趣味じゃないとやりたくない。
お薬手帳プラスの可能性
ただのお薬管理だけではなく、健康管理アプリになっていく様子。しかしアプリ使える=ある程度意識高いことが推測されるので何とも言えないな~月300円ぐらいで人気出れば投資家にはいいニュース。いやでも株の半分は三津原家だから関係ないか~
その他ニュース
聖マリアンナ医科大病院で薬剤部長を務めた増原慶壮氏が、日本調剤の子会社で医療・医薬関連の情報サービス事業を展開する日本医薬総合研究所に入社。