モーラスの売上がヤバいことを考えると、調剤薬局もヤバいかもしれない

2016年4月より湿布70枚制限開始。

2016.03~2017.02でモーラステープ群が約117億の売上減少。

ここで、家族使用や余らせて捨ててた余分な処方が一巡したかと思いきや、

2018年2月期の第1四半期決算でモーラステープ群、115億(-24億)。と、

また年間-100億ペース。多少XRに切り替えたせいもあるかもしれないが、パップ群の売上増加は、テープ群の減少に比べると微々たるもの。

新規性のない薬に依存した会社に、医療費は配分されなくなってしまった。

売上の半分はモーラスで、モーラスの売上減少を補える薬も見当たらない。国内OTCもドラッグストアPB品のせいかサロンパス以外は減少。海外サロンパスが増加していることから「貼付剤の治療文化を世界へ」とのスローガンが書いてある。が、海外事業は芳しくないように見える。

「湿布70枚制限のルール変更」はおそらく想定外で、海外事業に力を入れるのが遅れたのかもしれない。XR出す労力を海外事業に使った方が良かったと思うし、今後XRのジェネリックも今後出ることを考えると箱がでかい分邪魔なので先発OD出されるよりイラっとする。

 

調剤薬局にも「湿布70枚制限」のようなルールができたらやばい

まあこれはすでに集中率による調剤基本料の変動で緩やかに始まってるか。

建物が同じなら1カ所からの処方と見なすとか、1500枚かつ70%にすれば結構きつそう。まあ一つの医療機関に依存した薬局は、売上が増加することはないです。売上が増加しないので、給料が上がることもないです。

集中率を下げると効率化が難しくなり、待ち時間が長くなって門前の処方が流れやすくなってしまう。かと言って、集中率が高いと基本料が取れなくなってしまう。だから施設の処方せんを使って集中率を操作しているところがあるのでしょうか。