日本調剤 売上高・利益と感想(2017年3月期)

  2017年度 2016年度 増減額
売上高 2243 2192 +51
経常利益 79 98 -19
経常利益率 3.8% 4.8%  

点数べったり取ってて、ジェネ会社も持ってるので、調剤報酬と薬価改定の年は減益なのは毎度のことでしょう。それだけお国の方針の影響を受けやすいということね。

数字だけを追っているならもっと利益出せると思うが、将来に向けての投資費用が結構かかってる。ジェネ工場の設備投資やら水野薬局の買収費用とか。

 

【セグメント別※セグメント間取引消去前】

  2017年度 2016年度 増減額
調剤事業売上 1893 1908 -15
営業利益 95 107 -12
ジェネ事業売上 368 325 43
営業利益 17 26 -9
人材派遣売上 105 89 16
営業利益 17.1 15.9 1.2

調剤事業

基準が一時的に取れない、ハーボニー薬価改定処方減などで微減。 枚数も高額品も多い店たくさんありそうだから改定の影響がきついのだろう。

【水野薬局買収】

1964年に日本初の調剤薬局を開いたらしい。古い人たちの間では有名らしいが全く知らない。年28億の売上に38億で買収。古い人たちの間ではイメージのよい薬局らしく、そこを買収したというイメージは日本調剤にとってはプラスになる。昔の次世代薬局である水野薬局を買収→次の次世代薬局は日本調剤

【M&A方針】

「量より質」だそう。1店あたりの売上高を重視。大学病院とか市立病院前は買うけど開業医はイラネ。なぜなら、開業医も高齢化してるから。門前スタイルだと処方元がなくなれば薬局もなくなるからね。

働く側としても、高齢開業医だと知識更新してないからつまらんし、患者減少していく一方だし、面とっていかないとつまらなすぎて辞めたくなる。大学病院前ならいろいろ処方きて勉強になるし、働きたい人も多いだろう。

ジェネリック事業

薬価改定、外部売上拡大のための割引競争、生産拡大のための設備投資などにより増収減益。特に設備投資額がすごそう。一気に攻めてる感じ。

薬剤師は9割方JGが嫌いな気がしますね。最近は社長のイメージも薄れてきたとは思いますが。内部販売で儲けてるってイメージを、内部販売によって品質の情報を取ってて他のジェネより情報が多くて安心みたいなイメージにできないのかね?

田辺三菱の後発事業がニプロに譲渡されたし、サワイと日医工は海外で買収してる。内部販売だけじゃ伸びが悪いからJGもどっか買収しないとね~

人材派遣事業

人足らない、すぐ辞める、派遣入れよう。全部人材派遣の利益でございます!対症療法が必要な薬局がどんどん増加しているのでしょう。

第一生命グループとの提携についてはまだちょっと収益構造がよくわかんないな~