受験生はインフルエンザの予防薬をもらえますか?

受験の時期ってインフルエンザ流行ってますし、毎年かかるような人はワクチン接種だけでなく、予防薬があるなら持っておきたいと思いますよね。しかし、「受験生」はインフルエンザの予防薬であるイナビル、タミフルリレンザの投与対象外です。そして、予防の効果も6~7割と言われていますし、治療に使う際でさえ有症状期間を1日前後短くする程度なので、あまり薬に期待しないほうがいいでしょう。

 

イナビルなどの予防投与は、対象が決まっていて10割負担です。

予防投与の対象は、インフルエンザにかかると肺炎などで死亡するリスクが健康な人よりも高い人。

本剤を予防に用いる場合には、原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である下記の者を対象とする。

(1)高齢者(65歳以上)

(2)慢性心疾患患者

(3)代謝性疾患患者(糖尿病等)

(4)腎機能障害患者

病院とか介護施設のなかで流行るのが一番ヤバいと思いますね。それでも10割なのは、保険にするとむやみやたらに処方されてしまうからでしょうね。医療費は無限に湧いてこないので。

自費でもいいので欲しいのですが。

これは日本は自己責任でどうぞって国じゃないというのが解答でしょうか。

あなたが勝手に飲んで勝手に副作用起こしたんだから、治療費は全額自己負担で当然ですよね?払えないなら死んでくださいってならないのが日本のいいところでしょう。なので勝手に飲まれて悪影響のある可能性があるものには制限がかかっています。

まぁイナビルやタミフルで重篤な副作用が出るようなことはほぼないと思いますが、制限をかけなければ、不適切な使用で感染を拡大させてしまうリスクはあると思います。例えば、試験前日発熱して持っていたイナビルを吸って、翌日朝には解熱してギリギリいけるぐらいの体調になったとしよう(薬なしでもすぐ熱下がるときはあります)。治ったことにして、そこそこのウイルス量を持って受験会場にいってウイルスをばら撒いてしまうなど。自分さえよればという人は必ずいますからね。

えーでも友達の息子は高校受験の時に、保険でタダでもらったって言ってたよー

ルールは一応ありますが、最終的には医師の判断です。本当はダメということになっていることでも、医師の判断で可能になることはあります。

思いつくパターンを上げますね。

・ルール通りに受験生という適応はないので処方できませんと説明される(これが普通)

・インフル患者と濃厚に接触しており感染している可能性が高く、かかるとひどくなることが予測される場合は保険で出してくれるときはある(接触がないときは出してくれないと思う)

・忙しい診察中にごねられて仕方なく出す場合(あんまない)

・自費の値段が提示してあり、希望があれば販売。

さまざまなパターンがあると思います。

ワクチンと予防薬以外に、インフルエンザにかからない為の方法は?

インフルエンザってかかったことないんですよね。ワクチンも打ったことないし。とりあえずかかったことない人が気を付けていることを参考までに書いておきましょう。

①寝るときはマスク。

日中マスクは当然。マスクしないで寝た時の鼻とノドの調子の悪さね。鼻とノドの調子が悪いと感染しやすくなると思ってます。室内環境を温度20℃以上湿度50%以上に保っておくのもの重要。インフルエンザウイルスは湿気に弱い。

②ノドや鼻の違和感を感じたら、ビタミンC1000mg摂取。

やっぱビタミンCとると粘膜の調子がよくなる気がしてます。

③ちょっと疲れ溜まってんなと思ったら睡眠優先。

栄養ありそうなもの食って寝る。気持ちで体を動かさない。体が疲れたら休む。ルーチンを30%でこなせるようにしておく。