「鼻に一番効くやつどれ?」の対応
お客さん「鼻に一番効くやつどれや?」
鈴木「今一番いいのはこれですね。鼻水を抑えるクロルフェニラミンに、さらに別の作用で鼻水を抑えるイソプロパミドで2種類で鼻水を抑えてくれますよ。」
お客さん「ほう…隣のは…ノドか…これ最強?」
鈴木「そうですね、一番いまおすすめしてますよ」
お客さん「じゃあ買ってくかこれ、ども」
~目次~
OTCを売る時は、パッケージを活用すると納得を得られやすい
田中「すごいスムーズに買っていきましたね…どうやったらそんなにスムーズに対応できるんすか?いまいちすんなり売れないんですよね。」
鈴木「まあ…初心者はパッケージを使った方がすんなり売れて自信がつくと思う。このパッケージを現物で見てみろ、「鼻」と大きく書いてあり鼻の薬だと認識しやすく、「プレミアム」という文字で一番よさそうな感じがするし、「金色」のパッケージで更にプレミアム感を高めている。鼻の薬を求めてきた人に対し「これがいいですよ」という言葉との親和性が高い。」
田中「そうなんですね…でも鼻水は止めないほうが早く治るとも言いますし…いいんですかね。」
鈴木「その話をすると、さっきのお客さんは不快感を示すだろう。不快な思いをして金を払いたいと思う人間はいないと考えたほうがいいぞ。」
田中「でも治りが悪くなる可能性もありますよね?」
鈴木「その話をしたいならまずは商品を勧めて信用を得てからだな。まずは相手の質問に答えよう。」
メラビアンの法則を意識せよ
話の内容などの言語情報が7%
口調や話の早さなどの聴覚情報が38%
見た目などの視覚情報が55%
鈴木「あとメラビアンの法則は意識しておこう。同じ内容を話すにしても、伝わり方が全く違う。何を話すかよりも、どう話すかの方が重要だ。「効きます」という言葉を発してもだな、しゃべり方や見た目から相手に「効かなそう」と思われたら売れないんだ。」
田中「なんかうさんくさい話になってきましたね。」
鈴木「まあいいからやってみろ…。」