「血が止まらない」の夜間休日OTC対応

お客さん「すみません…DIYしてて切ってしまいまして…絆創膏系はどこですか?」

田中「絆創膏ですね、こちらです。」

お客さん「血が滲んできてすぐダメになってしまうんですよねえ…」

田中「ん??どの程度の傷なんです?」

お客さん「幅が1.5cmぐらいで深さ5㎜ぐらいだと思うんです。骨までとかではないと…。」

田中「それは救急外来とかに…」

お客さん「本人がそれほどではないっていうんですよ。明日は行こうとは思ってるのでそれまで何かないですかね?」

田中「ん~~~~~。ちょっと聞いてきます…。」

 

~目次~

 

受診勧奨は具体的に

田中「~~という事なんですけど、どうすればいいんですかね?」

鈴木「そうだなあ…。とりあえず圧迫止血の時間が足りてないと想定して、30~1時間ぐらいはやってみてはどうかと提案、それぐらい止血して止まらないのであれば病院で縫うべき傷かもしれないので諦めて受診するように言ったらどうかな?」

田中「なるほど…受診の具体的な目安を伝えればいいのか…。」

鈴木「普通5分ぐらいで様子見ちゃうからなあ。がっつり30分抑えれば止まるんじゃないかなあ。必要そうだったらガーゼと包帯でも売るといいよ。痛みひどそうだったらロキソニンとかも。」

田中「とりあえず行ってきます」

~~売場へ~~

田中「お客様、止血はどのくらいやりましたか?」

お客さん「わかんないですけど5分~10分ぐらいやってとまらないとか言ってたような」

田中「それだと傷によっては短い時があるようなので、様子を見ずに30分~1時間はやってみてはいかがでしょう?止まってきましたらガーゼ当ててきつめに包帯巻いてという感じで」

お客さん「確かにちょこちょこ様子みては止まらんなあとか言ってたような、とりあえずやってみます。」

鼻血が止まらないという電話対応

鈴木「血が止まらないというと、夜中に鼻血が止まらないけど薬はないか?みたいな電話きたことがあるなあ。」

田中「え?それって病院に電話してほしいですね。」

鈴木「遅くまで営業してるといろいろ来るんだよなあ。それも同じで鼻圧迫ちゃんとしなよって話にはなるわけだよね。骨とか穴つまむんじゃなくて骨の下のあたりを10分×3セットぐらい。サラサラ系飲んでたらもっと。」

田中「それも受診勧奨しなくていいんですか??」

鈴木「まあだいたいは不安になってるだけのことが多いからなあ。ほんとに止まらないなら救急行ったらってことになるし。」

田中「そうなんですねえ。」