ヒルドイドソフト軟膏とジェネリックの違いは?

ヒルドイドソフト軟膏0.3%とヘパリン類似物質油性クリーム0.3%は同じか?違うか?

単体で使う時の保湿効果は変わらないが、混合するとちょっと違うものがあるといった印象。

 

ジェネリックのヘパリン類似物質油性クリーム0.3%は2種類ある。

  ヒルドイド軟 日医工/テイコク アメル/ニットー/ニプロ
グリセリン ×
グリセリン × ×
スクワラン
軽質流動パラフィン
セレシン
白色ワセリン
サラシミツロウ ×
グリセリン脂肪酸エステル
ジブチルヒドロキシトルエン
エデト酸ナトリウム水和物
パラオキシ安息香酸メチル
パラオキシ安息香酸プロピル

2017/11/03現在)添加物を調べたところ、ヒルドイドと同じようにサラシミツロウが入ってるジェネリックと入っていないものがある。 サラシミツロウが入っていないものの方が少し水っぽいかもしれない。

グリセリンは98.0~101.0%。グリセリンは84.0~87.0%らしい。

このヘパリンは混ざるが、このヘパリンは混ぜると液状になってしまうということが発生する場合がある。

たまに乳液状になったり、水が出る組み合わせありますよね?とりあえずネットで見れる範囲だと日医工(サラシミツロウなし)とニプロ(サラシミツロウあり)の配合可否があったので気になるものをメモしておこう。もちろん実際混ぜると違うものもありますし、実際違うものはありましたので参考程度に。

軟膏板、乳鉢、ミキサー、練太郎など方法によっても違うだろうし、保存条件によっても変わってくるはず。絶対大丈夫なものしか混ぜませんというスタイルはちょっとご遠慮願いたい。ずっとそれで混ぜてんならそれでいいじゃん。

軟膏・クリーム配合変化ハンドブック 第2版

軟膏・クリーム配合変化ハンドブック 第2版

 

この本で混合×だと薬剤師から毎回疑義が来て診療の妨げになるので、処方しないほうがいいと思いますけどね~ほんとしつこいやついますからね~

ネリゾナクリーム×ヘパリン類似物質油性クリーム

  日医工 ニプロ
ネリゾナクリーム 乳液状 4wOK

ジェネ希望か。ヘパリン日医工で混ぜたれ。えええええとろとろじゃん!先発でやり直しや…という状況が考えられる。まあ混ぜでくるのは軟膏かユニバーサルだからあまりないパターンかも。

メサデルム軟膏×ヘパリン類似物質油性クリーム

  日医工 ニプロ
メサデルム軟膏 少し水っぽく 4wOK

ヒルソフはあの本で混合不可、2w分離って書いてあるな。この組み合わせはどっちでもイケた気がしたけどな~。メサデルムとヘパリン混ぜたいならメサデルムクリームのほうがいいでしょう。

 デルモベート軟膏×ヘパリン類似物質油性クリーム

  日医工 ニプロ
デルモベート軟膏 軽く水っぽく 4wOK

ヒルソフはあの本で混合不可。1w分離のため。ヒルソフ:デルモべ軟=3:1ぐらいにしとくとイケるかもね~。1:1でも混ぜた直後はイケる雰囲気出してたけどダメなのかな?しかし、ニプロのやつ優秀だな。今度試してみよう。

キンダベート軟膏とキンダロン軟膏

  キンダベート キンダロン
日医工 少し水っぽく 12wOK

キンダベートは先発しかなくて、ヒルドイドはジェネリック持ってるからキンダベート×日医工にしよう。というパターンだと今までと違う…と言われるかもしれない。

アンテベート軟膏とアンフラベート軟膏

  アンテベo アンフラo
日医工 12wでチョイゆる 2w分離
ニプロ 4wOK 2wやや分離

例の本だとヒルソフは、アンテベoは可、アンフラoは不可。

混ざるけども、アンフラベートは緩めに仕上がる感じ?アンテベートだと硬め?