ペンニードルとペンニードルプラスの違いは?
ペンニードル32Gテーパーが在庫なくなり次第販売中止。そろそろ卸の在庫もなくなり、薬局でペンニードルプラスに切り替えているところも増えてきているでしょう。
ペンニードルテーパーとプラスは全く同じではないので、薬局で軽く説明する必要がある。ちょっとメモっておこう。
ちなみにペンニードル32Gテーパーの経過措置はないようです。使用期限が切れるまでだと思われます。ナノパスニードル33Gの販売中止に気付かず放置してあるところもあるのでは?ペンニードル32Gテーパーの処理をするのは今が最後のチャンスと思います。動いてないところはさっさと処理しましょう。
針の長さ、針基の凸がなくなるので使い方が変わる
使い方 | 針の長さ | 針元の形 | |
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テーパー(旧 | つまみあげてプスリ | 6mm | 凸 |
プラス(新 | そのままペタン | 4mm | ロ |
6mmのペンニードルの場合、つまみあげて斜めにプスリという使い方の人がいるだろう。4mmのプラスでそれをやると皮内注射または液漏れなどが生じる場合があるとのこと。
つまみあげず垂直に根元まで刺す。ハンコみたいにペタンと。
というのがペンニードルプラスの使い方なようです。針元の形が凸からロになったのでペタンと押し付けることが可能に。これのほうが操作が一定になってよさそうだ。
ペンニードルプラスは痛みが軽減される?
・針基が凸だと先っぽの圧が痛みにつながるが、プラスはロなので圧力が分散される。
・テーパーだと針と凸の先っぽで合計10mmに感じるが、プラスだとロなので4mmに感じる。それによって注射に対する恐怖心を低減。
インスリン注射の際に痛みを感じるということについては、さまざまファクターがあって必ず軽減されるとは言えないと思われます。
針を刺した時の痛み | 細いほうが痛みが少ないとされているのでナノパス34Gのほうが有利 |
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注入時の痛み | 針が細いほうが注入に時間がかかりボタンが押しにくいかもプラス有利 |
針の細さだけでなく、単位数、デバイス、針を全然取り替えないなど痛みを感じる要因は複数あると考えます。
「俺は空打ちしないし、針も変えないぜ?」みたいな自慢をして帰っていく人もいるように、毎回は変えてない人は結構いるでしょう。何回も使うことで針先がちょこっと曲がってたり、ギザギザになったりで痛みが出ることもあるだろうし、針の中でインスリンが固まって注入の抵抗になっていることも想定できる。
まあ針を変えてないと思われる人ほどコントロールが悪い傾向があると思うが、毎回針を変えましょうなんて言うだけでは全く無意味だしキレさせるだけ。別のアプローチの仕方を考えましょう。