今年はおたふくかぜが流行っているらしい。

子どもの「夏風邪」：侮れず　おたふくかぜ、５年ぶり流行／ワクチンのない「手足口病」、手洗いで予防を - 毎日新聞 https://t.co/MXQvjHfoZq

— 薬剤師知識GO (@drugmemo) July 10, 2016

流行性耳下腺炎は４～５年周期で流行が見られる

今年は、6月までで去年分ぐらいの患者がいるのでこれからも要注意。

定期接種ではないので、ワクチンの接種率低いんですね。

ちょっと古い問題だと思いますが、

ムンプスについて正しいのはどれか？

a　潜伏期は約30日である

b　ワクチン接種は義務である

c　ムンプス難聴は一側性である

d　ムンプス難聴の予後は良好である

e　ムンプス難聴はワクチンで予防できない

両耳難聴もあるみたいですが、だいたい片耳なので、答えはｃだと思われます。

潜伏期は14～21日ぐらい

a　潜伏期は約30日である

→ちょっと長いので×

ウイルス排出期間は発症前1週間～発症後2週間程度。

感染経路はヒト―ヒト間の飛沫・接触感染。

治ったと思ったら反対側が腫れるなんてのもあるある。

おたふくかぜ生ワクチンが定期接種に入ってないのはなぜ？

b　ワクチン接種は義務である→×

1989年に定期接種化されたが、無菌性髄膜炎の頻度がやや高く、1993年に使用中止となった。

今任意で使えるワクチンに関しても、海外のものより無菌性髄膜炎の頻度がやや高い。

海外のものは安全性は高いが、長期的な効果がちょっとあやしいかな～という感じ。

安全性が高く、効果も持続するものが見つかったら定期接種になるでしょう！

 ムンプス難聴に有効な治療法なし

 だからワクチンで予防するしかない。

実際は1000人に1人ぐらいの頻度とされています。

c　ムンプス難聴は一側性である

→ほぼ片側なので〇。両耳の時もあるらしい。

d　ムンプス難聴の予後は良好である

→高度な感音難聴、不可逆的なので×。

e　ムンプス難聴はワクチンで予防できない

→難聴予防として推奨されてます×

 酸っぱいものを食べると痛みが増すの？

耳下腺って唾液腺ですからね。

腫れてるのに刺激したら痛いでしょう。

おたふくの時は、噛まなくてよくて酸っぱくないものがいいでしょう。

まあプリンでしょ。プリン。