牛乳アレルギーに禁忌な整腸剤

Q 牛乳アレルギーが禁忌な整腸剤を選べ。

a ラックビー微粒N

b ビオフェルミンR散

c エンテロノンR

d ラックビーR散

e レベニン散

 

 

 

 

 

A c,d

 

菌自体ではなく、

培養の過程で培地として

脱脂粉乳使われてまして、

脱脂粉乳

牛乳由来のカゼインが含まれている為に、

エンテノロンRとラックビーRは

牛乳アレルギーのある患者に対して、

アナフィラキシーを起こすおそれがある

として禁忌。

牛乳成分でアレルゲンとなるのは、

タンパク成分。

牛乳タンパクは、

凝固部分のカゼイン

乳清部分(ホエイ)に分けられる。

ヨーグルトの汁の部分が

ホエイってやつなのかな。

アナフィラキシーを起こす

おそれがあるってのも、

アナフィラキシーにも

グレードがあるからな。

アレルゲンを摂取した時の症状を

聞いておきましょう。

というわけで、

アンケートで牛乳アレルギーに

チェックが入ってる3歳♂に対し、

 

サワシリン10%6g

ラックビーR散1.5g

分3 毎食後 5日分

 

とか処方来たら

ビオフェルミンRにでも変更してもらいましょう。

 

 

Q 乳糖は牛乳アレルギー患者に使えるのか?

A 乳糖(lactose)は、

糖なので使用可能。

牛乳から作られてると思うけど、

局方乳糖なら

不純物ほぼなしでしょ。

牛乳アレルギーは

食物アレルギーの一種で、

牛乳に含まれるカゼインなどを

アレルゲンとする。

乳糖で下痢をするのは

乳糖不耐症で、

乳糖を分解する酵素の活性が

低下・欠損してる。

牛乳にも乳糖は

含まれているので、

乳糖不耐症の人が、

牛乳を飲むと下痢します。