タケキャブの長期投与

Q プロトンポンプ阻害薬の投与で血中濃度が上昇するのはどれか?

a グレリン

b ガストリン

c ソマトスタチン

d コレシストキニン

e グルカゴン類似ペプチド(GLP-1)

 

 

 

 

PPIの投与でガストリンの血中濃度が上昇するからなんなの?って話。

長期投与により懸念されているものとして

 

高ガストリン血症(ECL細胞の過形成,神経内分泌腫瘍などなど)

吸収障害(骨粗鬆症・骨折リスクなど)

感染症(肺炎・偽膜性大腸炎など)

といろいろある。

 

PPIは30年近く世界で使用されてきた薬剤で、安全性はほぼ確立されていると考えられ

る。

しかし、長期の酸分泌抑制がどのような影響をもたらすかについては現時点でもモニタ

リングが必要。

最近、タケキャブってのが出てきて、

これまでのPPIよりもガストリンの上昇が1ランク上らしい。

日本で開発されて、日本が最初に安全性を確認することになってるみたい。

PPI漫然投与されてて、なんか変だなーと思ったらよく調べてみましょうー。